イタリア - 水の都 ヴェネツィア - Venice in Italy


夏休みにイタリアを周りましたが,1か所は後回しにしていました.
それが今回の目的地,ヴェネツィア (Venice) です.

後回しにした理由は,観光と同時に,有名な仮面のカーニバルに参加するためです.

ということで,いつも通りL君宅からスタンステッド空港へ向かいます.
今回は前日の2/7日に,これまたお決まりのハンプトン バイ ヒルトン ロンドン スタンステッド エアポート (Hampton by Hilton London Stansted Airport)に前泊し,2/8の朝6:20発のヴェネツィア行きの飛行機に乗ります.

今回こそは行きも帰りも何のトラブルもないことを願ったのですが,ホテルに向かっている車の中で,"プーン"と電子音が鳴ったと思ったら,左後輪の空気圧エラーが,,,
「え!こないだ空気入れたばっかなんですけどww」
もしそれで空気圧が下がっているなら余計に怖いw
ということで,サービスエリアまで行き確認するも,問題はなし.
L君の車は10年越えのご老体のため,色々エラーが出るのかなと.
ちなみに勝手にエンジンオイルが減るという怪奇現象も起こります.

さて朝.


イギリスには珍しい充実した朝ご飯を食べ出発です.
ほんとこのホテル優秀.


そろそろ説明不要のライアンエアー.
イギリスの冬の6時は真っ暗です.
3時間ほどで ヴェネツィア・テッセラ空港,別名マルコ・ポーロ空港 (Aeroporto internazionale di Venezia-Marco Polo) に到着です.

ヴェネツィアは島なのですが,環境保全のため車では入ることができません.
ですので,飛行場からの移動経路は,島の入口まで電車で行くか,バスで行くか,それとも島のどこかに船で行くかです.

行きはとりあえず無難なバスで行くことにしました.
バスはヴェネツィアの入口,ローマ広場 (Piazzale Roma) に着きます.


ついて早速この風景です.
さすが水の都,期待満点です.


ちなみにこちらが電車で来た場合に着く,ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅 (Stazione di Venezia Santa Lucia).




宿までの通り道にあった サン・ジェレミア教会 (Chiesa di San Geremia).
入り口が分からずウロウロしたのですが,かなり荘厳で,私の好きな雰囲気でした.

ヴェネツィアのカーニバルと言えば,なんといっても仮面ですよね.


島の入口から,早速おられました.


仮面まではちょっと,,,
という方のために,顔にペイントをしてくれる人なんかもいます.
でもせっかく来たので,私達は仮面を探してみます.

ヴェネチアっぽい仮面がたくさん並ぶ中,あえて私たちが選んだのは,


これを装着すると,,,



最高ですね.
特にL君は変態さが際立って完璧だと思います.

仮面を付けている人が集まっているという広場に向かっていたのですが,その途中で仮面のおばちゃんがいます.
「あんたたちこっち来な!一緒に写真撮ってやる!!」


若干強引に写真を撮らされ,
「おら,2000円出しな!」
「え?嫌です」
「じゃああたしの貴重な時間を割いたくぁwせdrftg!!」
華麗にスルーしました.
どこかのウザい国のおかげで耐性がついた模様です.
(どこかのウザい国について知りたい方はこちら→リンク






ヴェネツィアはどこを切り取っても絵になります.
特にこの水路とゴンドラがいい雰囲気を醸し出していますよね.






おしゃれな仮面のお店があったので,ガッツリ載せておきます.
ほんとおしゃれですよねー.
ブログには書いていませんでしたが,エディンバラで説明を受けた,鳥のくちばしマスクもありますね.
医者が患者を診る時に装着し,このくちばしの部分にハーブを詰めることで,ペストなどの伝染病から身を守れると信じられていたそうです.


ちなみにこのお店,なんとハンコも売られていました.
と言っても,右上にあるように,封筒の封をするためのものです.


ちょっと小腹が空いたので,通りで見つけたパン屋さんでフリッターという揚げシュークリームみたいなものを購入.
こういう食べ歩き好きです.

ちなみにヴェネツィアはスイーツも充実していて,




流れるチョコレートや,めっちゃ甘そうで巨大なお菓子屋さんなどがあります.


ちなみにここでも発見しました.
オランダ アムステルダム発 CANNABIS.
店は違いますが,アムステルダムにもありましたね.→リンク

日本語訳はずばりそのまま 大麻.
ここで合法でも,日本人は購入するだけで法律違反になります.
みなさんご注意を.


ガイドブックに載っていた歴史あるユダヤ人居住区 Campo del Ghetto Nuovo.
二人とも大して興味を示さず通過.


大きな一つ目の目的地である,リアルト橋 (Ponte di Rialto).
ベネチアのランドマークの一つです.


リアルト橋の上から.
ほら,テレビとかで見たことあるアングルですよね.


カップルの写真を撮ってあげたら,こちらの写真も撮ってくれました.
「ほら,もっと寄って寄って!恥ずかしがるなよw」
とか言われて撮影されました.
完全に同性愛者として認識されている模様です.
ある意味日本のLGBTの浸透率の低さを感じる出来事ですよね.




リアトル橋のすぐ近くにある市場 Mercato di Rialto.
ここの魚屋さんに,ここでとれた新鮮な魚を食べられるレストランがないかを聞いて,お昼ご飯にします.


ちょっと高級なレストランで,コース料理(というほどでもない)をいただきました.
やはり採れたての素材で作った料理はおいしい!

お腹もいっぱいになったので,とりあえず本日の宿へ.


B & B Palazzo Minelli.
今回は初のB&Bに泊まってみます.
写真だとお化け屋敷みたいに写ってますが,中は広くて快適でしたよ.
ちなみに普段はツインなのですが,今回は別部屋にベッドがあり,大胆ながら気ィ使いのL君もゆっくりできたのではないかと思います.

B&Bとは,Breakfast & Bed で,寝るところと朝ごはんがついてくるという感じです.
そういう意味では,これまでもB&Bみたいなところはいくつもあった気がしますが,,,

この宿はヴェネツィアの中心地,サン・マルコ広場  (Piazza San Marco) まですぐなので,ここにしてみました.

ということで,一休みしてサン・マルコ広場に向かいます.




通りもマスクだらけです.
私達のマスクのシリーズもありますね.



サン・マルコ広場とそこにあるサン・マルコ寺院 (Basilica di San Marco).
中にも入ってみましたが,大したことはなかったです.




この広場には仮装をした人が集まっているということでしたが,思ったよりも少なかったです.
来る途中にお金を取られそうになった方と比べると,表情の柔らかさがダントツに違います.
最後の写真の方は日本人っぽい雰囲気を感じましたが,声をかける前にどこかに行ってしまいました.


そしてここにもある ため息橋 (Ponte dei Sospiri).
相変わらずどのあたりが名所なのか分かりません.
ケンブリッジのため息橋 →リンク
オックスフォードのため息橋 →リンク

少し日は傾いてきましたが,まだまだ観光を続けます.
次はヴェネツィア内での移動手段の一つ,ヴァポレット(水上バス) を使ってみます.


お昼に撮った写真ですが,これがヴァポレットです.
運河の至る所に停留所があります.
ゴンドラは完全に観光用で,値段も高いのですが,ヴァポレットは地元の人の足でもあり,値段も安いです.


ヴァポレットから望むヴェネツィアの夕日です.
幻想的です.


目的地はサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂 (Chiesa di San Giorgio Maggiore).
海に浮かぶ孤島にある教会です.
ローマ編でも書きましたが,イタリアはジョジョという漫画の第5部の舞台です.
この教会は物語の重要な場面に使われています.(分からない方,しばらくすみません)


教会自体は至ってシンプルです.


フーゴと別れた船着き場.
パープル・ヘイズ好きだったんですがね,,,


トリッシュがディアボロにさらわれるエレベーター.
キング・クリムゾン反則です.
マンガ読んでいるときに,教会にエレベーター?と不思議に思ったんですが,ちゃんとあるんですね.


鐘楼の上から望むヴェネツィアの夕暮れ時です.
いい写真が撮れました.


反対側には月とヴェネツィアです.
ジョジョの世界に満足して,ヴァポレットで広場に戻ります.



暗くなるとサン・マルコ広場も聖堂も雰囲気が変わります.
やはり私は夜景やライトアップの方が好きですね.




狭い路地でも仮装した人とすれ違います.
まさにワン・ピースのウォーターセブン.
(今回マンガの話ばっかりですみません.)





店頭の仮面も,夜の方が雰囲気があります.

仮面のカーニバルについては,事前に色々調べたのですが,個人旅行に関するいい情報は得られませんでした.
最終日が一番盛り上がることと,初日にも開会式みたいなものがあると載っていたので,どちらにしようか悩み,とりあえず早めの初日を選んだのです.
ところが,開会式っぽいものはしてませんでした.(今年だけ?)
道行く人に聞いてみると,夜にはカーニバルがあるとのことなので,適当に夜の街を歩いてみます.

しばらくするとすごい行列を発見しました.
どうやらカーニバル会場への行列みたいです.

並んでみると,偶然後ろにヴェネツィア在住の日本の方がおられました.
列が全く進まないので,毎年どんな感じか聞いてみたのですが,
「去年はこんな感じじゃなくて,そもそも私もこれが何の列か分からないんですよね,,,」
確かに,列の説明もなく,どう並べばいいかも指示されておらず,途中から二股に分かれていたりと,なかなかカオスです.

と,突然列が動き始めました.
広場からやたら狭い路地に進みます.
そのせいで人口密度が高まり,ギュウギュウ状態に,,,


ちょっとボケていますがこんな感じ.
狭すぎです.

L君とはぐれ,係の人になぜか私が持っていたジュースを没収され(周りも持っているのに),何とか会場に到着しました.









人が多すぎて,あまりいい場所では見られませんでしたが,仮面を付けたアクターがサーカスっぽいことをしていました.
雰囲気はすごく好きな感じです.

こういうのを見ると,カーニバルに参加した気になりますね.
でも行き着くまでが大変でした,,,

帰りはヴァポレットに乗って宿を目指します.




夜のヴェネツィアも綺麗です.

本日も相当歩き回ったので,宿に着いたら速攻で寝てしまいました.



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