オランダ - アムステルダム散策 - Amsterdam in Nederland


今日はオランダ経由でイギリスまで帰ります.

座席を倒せるだけと言えど,やはり横になれるのは大きいようで,疲れの蓄積も相まって,飛行機の中では案外寝れました.

リンカーンの最寄り空港であるハンバーサイド空港 (Humberside Airport) に戻るのですが,超地方空港であるため飛行機の便数が多くなく,7時間乗り継ぎ時間がありました.
更に,経由空港であるオランダのスキポール空港 (Amsterdam Airport Schiphol) から,アムステルダムの市街まで電車で20分程度ということだったので,待ち時間の間にアムステルダムを周ってみることにしました.

初めてイギリスに来た時にも同じルートで来ましたが,確実性を優先して,搭乗口でずっと待っていた記憶があります.
こんなところでも成長を感じられます.


ヨーロッパ最大級のハブ空港です.


そこから電車ですぐに市街に出れます.
観光には便利ですね.



とりあえずアムステルダムに着いたので腹ごしらえ.
オランダはパンケーキが有名(?)らしく,人気のPancakes Amsterdamという店で食べました.
日本でいうと,パンケーキというよりクレープ生地みたいな感じでした.


ちなみにオランダは自転車大国らしく,駅前の駐輪場がえらいことになっていました.


とりあえずアムステルダムと言えば運河の街ということで,駅前から水上バス観光に行ってみます.


こんな感じの水路を進みます.


水路の上にまで家があります.
昔,土地の税金を払えず,水路に家を建てたのが始まりだそうです.
今はこちらもちゃんと税金がかかるそうです.



大きな船が通れるように,跳ね橋もあります.


この水上バス最大の見所(と説明のあった)太鼓橋が6つ連なって見れる場所です.


運河沿いには大きなお屋敷も多く,お金持ちがこぞって豪華な家を建てたそうです.


このような水門を開閉し,水面を操作することで,船の移動や,果ては水害からの防御までしていたようです.
海水面の操作に関しては,オランダが世界一だと言っていました.





最後は水路から出て,湾の中の建物を見ます.
上から,アイ映画博物館 (Eye Filmmuseum),アイ湾音楽堂 (Muziekgebouw aan 't IJ),オランダ東インド会社船アムステルダム号 (VOC-schip 'Amsterdam'),そして最後が
体験型科学館 サイエンス・センター NEMO (NEMO Science Museum)です.
サイエンスセンター気になりますが,さすがに見に行く時間はないです.


そしてスタート地点のアムステルダム中央駅 (Amsterdam Centraal) に戻ってきました.
ここからは徒歩でもう少しアムステルダムを散策してみます.


自転車用の信号がありました.
さすが自転車だらけの街だけありますね.





駅前にある聖ニコラス教会 (Basiliek van de Heilige Nicolaas).
内装がカラフルな教会で,天井はヴァチカンを思い出させる感じです.



オランダはチーズが有名なんですかね?
何にも調べずに来ているので,立ち寄るところで発見があります.


繁華街の中心,ダム広場 (de Dam) から望む国立モニュメント (Nationaal Monument).


写真を撮った時は何かわからず撮っていましたが,帰ってから調べたところ,王宮らしいです.
,,,王宮??


昨日アメリカで見かけた,マダム・タッソー館 (Madame Tussauds Amsterdam) がありました.
まさか2日連続で,これだけ離れた土地で偶然に見つけるというのが凄いですね.
ちなみに今回ももちろん入っていません.


ショッピングモールもやたらおしゃれです.
でもこういうのを見ると,ヨーロッパに帰ってきた気がします.






さすが運河の街です.
どこを写真に撮っても絵になります.




アムステルダムで一番の観光スポット,アンネ・フランクの家 (Anne Frank Huis).
アンネの日記で有名で,実際にアンネが潜んでいた建物が改装され,当時の様子を見ながら学べる建物になっているそうです.

例に漏れず,こちらも予約していなければ入れない人気っぷりです.
が,実は私アンネ・フランクをあまりよく知りません.
ネットで調べたところ,アンネが隠れていた部屋などが見れるとのことでしたが,そもそもアンネの日記を読んでいないので内容が分かりません.
予約もいっぱいですし,とりあえず見にだけ行きました.
ちなみに最後写真の教会は,アンネが隠れ部屋の窓から毎日眺めていたものらしいです.



次の目的地に向かって歩いていると,面白い店を発見.
なんと日本のアンティークショップです.
商品もちゃんと日本のものが大半でした.


運河をバックにドラマか何かの撮影をしていました.






歩いている途中で見つけた教会 (De Krijtberg).
暗めの内部に蝋燭や照明の光が映えていました.




そして,目的地の花市場 (Bloemenmarkt) に到着.
花や球根が大量に売られています.
ちなみに旅行者は,ここで購入しても飛行機の検疫でめんどくさいことになるそうです.






花市場の一角に,観光客がたくさん入っている店がありました.
その名も「Magic Mushroom」.
マリファナを売っている店ですね.

オランダではマリファナを使用することも育てることも合法らしいです.
そしてこのお店に入ると,アムステルダムに来てからずっと気になっていた,街中からにおっていた変なにおいが一層きつくなりました.
これ,マリファナの臭いだったんですね.
恐らく,日本のタバコ感覚でそこらへんでマリファナが使われているんでしょうね.
マリファナ入りチョコやアイスも売っていました.
ちなみに日本人は,たとえ合法の国でも,
購入,使用は「日本の法律」で違法になるようです.



そして駅に戻りながら寄ったのがRed Light District,いわゆる「飾り窓」と呼ばれる夜の街です.
オランダは売春も合法です.
なんやかんやすごい国です.

完全に観光地化されており,ツアーの団体やカップル,夫婦で観光している人もいました.




売春とか夜の街とか怖いので,その中にあった売春博物館 (Red Light Secrets) に行ってみました.
飾り窓の内側から見た景色や,実際に働いている人達の働く理由,病気などのリスクと対応など,かなり真面目に売春と社会の関りを勉強する場所でした.

とりあえずアムステルダムを足早に周り,行くところも無くなったので少し早めに空港へ向かいます.
空港へは早めに向かうのは重要ですからね(自戒).


駅まで一直線の大通りが微妙にライトアップされていました.


運河の街は夜景もきれいです.

駅に着き,アプリでササっと電車の時間を調べ,切符を買います.
時間通りの電車に乗り,空港へ向かっていると思っていたのですが,空港はすぐのはずなのに,電車はどんどん加速し,風景は光の無い市街地に向かっています.
,,,やっちまったか

隣にいた赤ちゃん連れの夫婦に確認すると,郊外方面に向かう特急だと,,,
恐らくホームが多かったので,同じ時間に出発する電車を乗り間違えたようです.
ただこちらの夫婦が非常に親切で,どの駅でどう乗り換えれば空港に行けるかを,親切丁寧に教えてくれました.

20分程走って着いた駅で折り返し,飛行機出発の2時間前には飛行場に着けました.
現地の人達の親切に感謝しながら,飛行場へは早めに向かう大切さを噛み締めました.



とりあえず夕食です.
ラウンジが使えたので,そこのバイキングで食べましたが,お味は微妙でした.

飛行機の時間まで空港を周ってみます.


街中でも何度か見かけましたが,オランダはミッフィーの生まれ故郷です.



待合ロビーに謎の巨大ぬいぐるみがあります.
子供の遊び用ですかね.






水上バスで見た,体験型科学館 NEMO から科学系アトラクションが来てました.
これは子供なら大喜びですね.
人がいなかったので,私も遊ぼうと思ったのですが,飛行機の時間があったのであきらめました.



オランダからイギリスもビジネスクラスだったのですが,こちらは小さい機体でしたので,単純に前方の席に座れて,サービスが充実しているだけでした.
まあ1時間ですし,あまり関係なかったのですが.

超地方空港,ハンバーサイド空港に到着したのが9:30pm.
いつものように入国審査をしますが,まさかの
「ちょっと横で待っていなさい」
ビザは複数回入国可能なタイプと確認しての出張だったんですが,何となく嫌な予感はしていたんですよね,,,

結局30分以上待たされて解放されました.
原因は私の英語力の問題.
「いつまで滞在するのか?」
に対して
「Next May」
と答えてしまったことでした.
Nextは来年の意味になってしまうので,この場合は
「This May」
と答えなければなりませんでした.
すぐにその場で訂正はしたのですが,来年までこっそり滞在する気かと思われたそうです(確認しました).

ハンバーサイド空港は,遅い時間はまともな空港バスもなく,タクシーを予約しておかなければ帰れないような空港です.
もちろん事前にタクシーの予約はしていたのですが,昨日L君から連絡がありました.
「空港からはどうやって帰るんですか?」
「タクシー予約したよ」
「迎えに行けますよ?」
「いや,次の日仕事やろうし,夜も少し遅いからタクシーで帰るよ」
「次の日仕事で夜遅いと分かったうえで,迎えに行きますよ?めっちゃ全力で迎えに行きますよ?むしろ迎えに行きたいんですよ?」
ということで,タクシーをキャンセルして,L君に迎えに来てもらうことになっていたのです.

入国で引っ掛かり遅くなったことを詫びながら,約1ヵ月ぶりの再会です.
この間L君も色々あったようで,それを話せる相手がおらず,そもそも日本人もおらず,私もアメリカ出張は結構ダメージを受けていたので,帰りの車内は近況報告で大盛り上がりしました.

リンカーンは田舎ですが,そのため日本人との関わりが極端に少なく,普段の生活は英語,たまに日本語で発散できるこの環境はすごくいいバランスだなと感じています.

とりあえず厄介な出張を無事終えることができたので,残りの数か月をガッツリ研究しながら楽しんでいこうと思います.



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