何度かブログでも取り上げましたが,私の趣味は器械体操です.
イギリスなのかリンカーンなのかはわかりませんが,こちらでは子供に体操をさせるのがメジャーなようで,こんな田舎町に体操場がいくつもあります.
その中のリンカーン体操クラブ (Lincoln Gymnastics Club) を借りて,リンカーン大学の体操部は体操をしています.
メンバーは40人ほどで,実際に来ているのは20人程度でしょうか.
それでも,日本の体操部と比べると活発だと思います.
恥ずかしいので自分だけ顔隠しときます.
週に一回体操場で練習し,それ以外は大学の教室で筋トレとかをしています.
ちなみにこの筋トレがきつすぎて,参加者はめっちゃ少ないです.
私も実験があることを言い訳に,あまり参加していませんでしたね.
HPからの写真ですが,こんなところで練習しています.
日本でいう,飲み会や集まってみんなで遊ぶ感じですね.
参加してみたいとは思っていたのですが,これまでは他の部活とのコラボが多く,参加できていなかったのです.
今日は体操部だけの飲み会なので,思い切って参加してみることにしました.
こちらの飲み会のパターンとしては,最後にはクラブに行くのですが,そこのお酒は高いので,まず誰かの家に集まり,自分たちで飲み会をしてからクラブに行くのが通例です.
プレ (Pre-) などと呼ばれていて,まあ,先に酔っ払っておこうという感じです.
みんなめっちゃハイテンションです.
そしてめっちゃ仲良しです.
お酒を飲みながら,ゲームみたいなのをするんですが,
「私のファーストキスはいつでしょう!」
「今まで何人と付き合ったことがありますか?」
など,質問形式のゲームが多く,楽しみながらもハイレベル英会話の授業に.
負けたらウォッカを1ショットみたいな感じだったのですが,みんな私が飲めないのを知っているので,無理には勧めてきません.
そして最後のゲーム,質問に対して各々が思う人を指さし,さされた人数が一番多い人がウォッカを飲むというもので
「体操部でいちばん背が高い人」
「体操部でいちばん明るい人」
などゲームが進み,最後の一杯で
「体操部でいちばん nimble な人!」
で,全員が私を指さしました.
ん?ニンブルって何?ってかこれ飲むパターンやんwww
飲み会の場もクライマックスでテンションマックスだったので,この後帰るし,まあこの量なら大丈夫かな,ということで飲んでみました.
その後 ニンブル について聞いてみると,
「忍者みたいに アジル (agile)なことだよ,んーっと,,,ライトニング (lightning)が分かりやすいかな?」
動作が素早い,という意味だったようです.
これでゲームを終えて,みんなクラブに向かいます.
私はその途中に自分の家があるので,帰ろうかと思っていたのですが,かなり楽しかったことと,みんなが一緒に行こうと強く誘ってくれたので,新たな経験として参加してみることにしました.
そうなると問題になるのが,さっき飲んだお酒です.
「○○なんで皮膚の色変わってんの?」
「なんかまっすぐ歩けてなくね?」
「え?まさかさっきの一杯で??」
明らかに酵素の働きに人種の差があることを実感します.
まあこれは日本人というより,私が,という感じですが.
ふらつきますが,普通に歩けたので,
「俺もクラブってところに行ってみるわ」
と告げると,みんな「よっしゃー!!」というノリで,屈強な男に両サイドを固められ,いざクラブへ.
ENGINESHED 大学が運営するイベントスペースで,毎週定期でクラブイベントが開催されます.
大学がクラブを運営ってすごいですよね.
日本でクラブと聞くと,何となく危ない場所のイメージですが,こちらのクラブは,私個人の感覚としては,日本でいう友達とカラオケでオールする,くらいの感じです.
警備もしっかりしていて,学生証を提示しないと入れないため,かなり安全な部類だと思います.
ちなみに手前に移っている木のステージがスケートリンク並みに凍っていて,酔った学生が,乗ってはコケるを繰り返していました.
中はこんな感じ.
何をするのかというと,みんな音楽に合わせて歌ったり踊ったりです.
めっちゃノリノリな人と,ゆるゆる動いているだけな人と様々です.
ただ,音が大きいので会話ができず,私は結構早めに飽きてしまいました,,,
写真を撮ってくれる人が回っており,後日HPにアップしてくれます.
QUACKというのは本来はアヒルの鳴き声ですが,ここではこのクラブイベントのことを指しており,部活中にもよく
「次のQUACKみんなで参加しよう!!」
みたいな話をしていたのを思い出しました.
帰る時も,まとめ役が
「みんな家に無事着いたら,グループチャットに一報するように!」
みたいな感じで,かなり健全です.
結局,家の鍵を無くしたとか,かばんを忘れたとか色々あったわけですが,,,
イギリスの若者文化に触れることができた一日でした.
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