エジプト - ピラミッドへ - Cairo in Egypt


さて今日はとうとうピラミッドです.


ホテルからの景色です.
天気はいいのですが,明らかに何かが大気を汚染している,,,
出発の準備をして一旦部屋を出たのですが,忘れ物をして部屋に戻ると,ホテルのポーターが,L君のカバンを漁っていました,,,
私達に気付いてダッシュで逃げていきました,,,
エジプトでは天下のヒル〇ンですらこれです,,,

ちなみに後日苦情のメールを入れましたが,返事もなしです.
すごいぞエジプト.

ルクソールではタクシーをチャーターしましたが,
カイロ (Cairo) では,更にお手頃なUberが使えるので,iPhoneで呼んで,ピラミッド (Pyramid) のあるギザ (Giza) に向かいます.

カイロから30分程度でギザに到着.
分かりにくい入場口をなんとか見つけ,チケットを買おうとするとガイドブックに比べまた高い!
先日の王家の谷などもそうでしたが,明らかに短期間でチケット代金が値上がりしているのが分かります.







子供のころから見たかったピラミッドです!
でも昨日までのルクソール神殿や王家の谷がすごすぎて感動が薄い!

ピラミッドの中にも入りましたが,そこは撮影禁止でした.
世界ふしぎ発見などで見ていた,逆さ階段などを見れましたが,こちらも感動はいまいち,,,

と,通りがかりの地元の女子高の遠足?みたいな集団に囲まれ,一緒に写真を撮ってくれと何度も言われます.
感動して叫んでいる子もいました.
こんなに女の子に囲まれてキャーキャー言われるのは初めてです.

不思議に思い,引率の先生に聞いてみたところ,日本人は珍しいから,みんな写真を撮りたがる,だそうです.
他のアジア人と見分けがつくらしいです.
でも日本人って結構観光できてるんじゃないんですかね,,,

L君と置いてあったイスなどを使い,いい感じの写真を撮っていると,
「その椅子は使っちゃだめだよ」
と若い男性が声をかけてきました.
「あ,すみません」
と謝り,少し離れたところで撮影を再開したんですが,その人がもう一度戻ってきて,
「写真なら俺に任せろ!」
と言ってカメラを取り,こちらにポーズを要求してきます.
挙句
「そこの椅子に乗って!そうそう!そんな感じ!」
イスあかんのちゃうんかーい.

まあ,私もL君もこの時点で先が読めていました.
一通り写真を撮り終わると
「マネー マネー」
適当に渡すと
「これじゃ少ないよー」
なぜか近くにいた少年も参加して
「これじゃ少ないよー」
勝手に撮影してもこれです.
無視して観光を続けます.




とりあえずお昼ご飯.
ひたすらに量が多いですが,味はなかなかです.
エジプトの料理は食べれますね.


有名な,スフィンクスの視線の先にある,KFCとPizza Hatです.
ここで帰りのUberを呼んだのですが,場所が悪かったらしく,近くまで来てはキャンセルを5回ほど繰り返しました.

その間,子供たちがお土産を抱えて寄ってきては,
「ワンダラー,ワンダラー」
です.
歩いている子供が寄ってきて,
「お腹空いてるからお金ちょうだい」
「その指輪が欲しい」
こんな小さな子供まで,,,
なんだか複雑な気持ちになりました.

カイロに帰れないのはかなりまずいので,徒歩で場所を移動し,大通りまで出てUberを呼んでみました.
すると,数分で車を見つけることができました.
助かった!!これで帰れる!!
心底安心したのを覚えています.

車は買ったばかりのようで,エジプトには不釣り合いな程ピカピカ.
シートにはまだビニールがついていました.
「いやー,最後にラッキーだったねー」
と言いながら乗車したのですが,数分走るごとにエンストします.
3回ほど繰り返したあたりで,
「すまん,,,俺はここまでだ,,,」
と言って,まさかの降車させられました,,,



日も暮れ始めた,どこかも分からない大通り沿い
人通りもまばらです.

あかん.

これはほんまにあかんパターンや.
再度Uberです.
15分ぐらいで来ると示されました.
もうこれに乗れて,帰れることを祈るしかありません.

通りがかる子供たちが名前を聞いてきます.
答えると
「L,○○,お金ちょうだい」

本当に複雑な感情が沸きます.
あげれるだけのお金は持っています.
でもこれを渡したからなんなんだろう.
でも渡したら,この子たちは一時でも幸せを手に入れれるのかも.
でも今の目の前の事だけで満足するのもおかしいんじゃないか.
色んな葛藤が起こります.

貧富の差があるなんて,もちろん知っていました.
寄付や人道支援のことも理解しているつもりでした.
ただ,実際に目の前でそういう状況を見てしまうと,理解とかそういうものではない感情に揺さぶられました.

Uberで呼んだ車が無事来て,カイロまで帰れたのですが,その安堵よりも,このモヤモヤの方が前に来てしまっています.
結局何が正解なんですかね.
これはこのまま解答も出せず,いつまでもモヤモヤしそうです.

さて遅くなってしまったので,とりあえず晩御飯です.
ガイドブックに載っている,船でクルーズしながら伝統のダンスを見れるものに行くことにしました.



ナイル マキシム (NILE MAXIM).
いかついおっちゃんがお出迎えです.

ガイドブックには,6000円と書いてあったのですが,値上がりして1人10000円になっていました.
数年前のガイドブックを使ったのが仇になりました.
にしてもエジプト,何でもかんでも値上がりしすぎ,,,



10000円もするのに,サラダは自分で取りに行くビュッフェ形式.
鶏肉を頼みましたが,これも大しておいしくない,,,





ナイル川の風景はなかなかです.
停泊しているほかのクルーズ船がめっちゃきれかったです.


一つ目の伝統ダンスが始まりました.
スカートみたいなのをまとったオジサンがひたすらに回り続けます.

ひたすらグルグルグルグル,,,,


途中から体中電飾だらけになって,それでも回り続けます.
グルグルグルグル,,,
なんだこれw

そして最後は,日本でもたまに耳にするベリーダンスです.
L君が心待ちにしていたイベントです.



なんかちょっと私のイメージしていたのと違います.
動きが早く,やたら胸を振ることを強調した感じで,エジプトっぽさがありません.

ふとL君に目をやると,
ビックリするぐらいテンションが下がっています.
「かわいくないんですけど,,,」
あかんw それは言うたらあかんw




衣装を変えて再度出てきました.
今回は会場内を歩きながら,お客さんと一緒に踊ったりしています.

L君はというと
「あそこに座ってる子かわいいっすねー」
もう見てないww

船が元の場所に戻り,クルーズが終了.

元来た道を歩いて帰りますが,少し違う道を歩いてみることにしました.



ゴミの山,異臭,壊れた車.
あかん.
すぐ大通りに戻りました.

今日も一日,パワフルなエジプトを満喫しました.



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