イタリア - 柱のミラノ大聖堂 - Milano in Italy

今日はミラノ観光です.
と言っても,実はミラノはあまり見るところがありません.
とりあえず一番の見所である,ミラノ大聖堂 (Duomo di Milano) に,いつも通り朝一で向かいます.



ドーン.
大迫力です.
外観でいうと,この大聖堂が一番好きかもしれません.
ハリハリした感じですね.


扉もすごく凝っていました.
マリアとキリストの生涯が描かれているそうで,受胎告知など,美術館で見慣れた構図が並びます.







この大聖堂の特徴は,なんと言っても存在感抜群の柱ですね.
明らかに他の大聖堂とは違う雰囲気です.
ただ,残念なことに見学できる範囲がかなり制限されていて,特に奥にある円形のステンドグラスが遠目にしか見えませんでした.
そして,何とか見れないかとウロウロしているうちに,見学可能範囲から外れてしまい,怒られました.



ちなみに外から見るとこんな感じ.


聖バルトロメオさん.
肩から掛けているのはマントではなく,剥がされた自分の皮膚だそうです.
痛そう.



外側にはたくさんの彫像があるのですが,これ一体ずつ全部違うんです.
どれだけの時間がかかったんでしょうか,,,

次に,予約していた時間になったので,上に登ります.





ハリハリ(飛梁というそうです.)の先端には,まさかの彫像があります.
しかも全部違う,,,

他の大聖堂は風景を楽しむ事がメインですが,ここでは飛梁を楽しむ事もできます.
斜めになった地面では,子供がミニカーを走らせて楽しんでいました.
なんて贅沢な遊びでしょうか.


世界で最も不細工なビル,という汚名を持つ建物も見えます.
確かに不細工です.

大聖堂を出て,次にすぐ横にあるショッピングモールのガレリア (Galleria Vittorio Emanuele II) を見に行きます.




この真ん中の円から,四方に高級ショッピング街が広がっています.


その4隅のうち,2か所がプラダの本店です.
とりあえず本店ということで,入るだけ入ってみます.
私が先日アウトレットで購入した品がいくつかありました.
値段を聞いたところ,2倍かそれ以上しています.
やはりアウトレットは安かった.
ということだけを確認できました.

さて,ここでL君とはお別れです.
L君はイギリスに帰国のため空港に向かい,少し時間のある私はミラノ観光を続けます.



サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 (Santa Maria delle Grazie).小さく質素な教会ですが,世界遺産に登録されています.
その最大の理由が,すぐ横のこの建物


ここに,かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチ (Leonardo da Vinci)の最後の晩餐 (The Last Supper) があるのです.
が,数か月前から予約はいっぱいで,特に観光シーズンの夏は予約が困難ということで,予約が取れませんでした.

ミラノはあまり見るところがなく,予定を終えてしまったので,グーグルマップでめぼしいところを探して向かってみます.



なんかすごいものを見つけました.
スフォルツェスコ城 (Castello Sforzesco). 
後から調べたらここも観光地でしたが,思ったより取り上げられていません.
ここにも美術館があり,長蛇の列ができていたので調べてみると,ミケランジェロが最後に手掛けた,未完のピエタ像があるらしいです.
バチカンで見たものの後継ですね.
ちなみにピエタとは磔台から降ろされたキリストを抱いているマリアの像の総称で,作品名ではないそうです.
バチカンで見たし,列も長いし,暑いし,そもそもそこまで興味もないのでスルーです.

この城周辺では,黒人のミサンガの押し売りがひどかったです.
いつも通り無視して写真を撮っていると,勝手に手に巻き付けて括ろうとします.
強く断れない人は買わされてしまうのでしょうね.
特に日本人が狙われているそうです.

丁度いい時間になったので,昼食をとって飛行場に向かいます.


イタリアはどこでもピザがおいしいです.
横のおじさんは手で食べてました.
なぜフィレンツェで笑われたのか,,,

電車でミラノ中央駅に向かい,そこからシャトルバスでオーリオ・アル・セーリオ空港
(Aeroporto Internazionale di Orio al Serio),またの名をベルガモ空港に向かいます.
こちらではたまにあるのですが,空港が複数の名前を持っていて分かりにくい,,,


そしておなじみライアンエアーです.
もう慣れたので問題なく搭乗.
2時間ほどでアテネ国際空港 (Διεθνής Αερολιμένας Αθηνών) に到着.



空港で「ようこそ」を見つけました.
フランス語やイタリア語は何となく意味は分かったのですが,ギリシア語は全く読めません.

飛行機の遅れもあり時間は22時前.
シャトルバスで市内に向かうと決めていましたが,言葉の確認がてらインフォメーションで市内への行き方を確認します.
「市内にはどうやって行くのが便利ですか?」
「地下鉄で行けますよ」
「ギリシャの地下鉄,特に夜は危ないと聞いたのですが?」
「他のEUの国と変わらないですよ?まあそれならシャトルバスでも行けますよ」
他のEUの国って,フランスの地下鉄はスリだらけでしたよ.イタリアでもスリが目の前で捕まってましたよ.
ということで,シャトルバスで市内に向かいます.
1時間ほどでアテネの中心地,シンタグマ広場 (Πλατεία Συντάγματος) に到着.
時間は23時.
夕飯が食べれておらず,今日はあきらめようと思っていましたが,バスを降りた目の前にハンバーガー屋さんを発見!
カウンターの後ろに出る電光掲示板とにらめっこです.
,,,わからんw とりあえずチキンっぽいハンバーガーを頼んでみました.
経済破綻で物価が高くなったと聞いていましたが,全然安かったです.

夕飯をゲットして,ホテルまで徒歩です.
実はここが一番不安なポイントで,シンタグマ広場も,ホテルの近くのオモニア広場 (Πλατεία Ομονοίας) も,昼は観光地だが,夜は治安が悪く,麻薬の売買が行われていたりするので近づかない方がいいとネットに書かれていました.


シンタグマ広場.
確かに若者が集まって,スケボーしたり,音楽鳴らしたりしていましたが,先日のミラノの夜に比べると,安全そのものです.周りを見る余裕があります.
キョロキョロしながら歩いていると,


その先にある無名戦士の墓 (Μνημείο Του Αγνώστου Στρατιώτη) で衛兵の交代式をやっていました.
1時間ごとにやっているとは知っていたのですが,今回の滞在では立ち寄る予定がなかったので,見れないだろうとあきらめていました.
まさかこんな真夜中までやっているとは.





ホテルに向かって歩きますが,きれいな建物が続きます.
アテネ大学や,その図書館のようです.
道もきれいですし,真夜中だというのに危ない雰囲気はありません.
あれ?アテネってきれいな街なんじゃ?と思ったのですが,これは後日完全に間違いだったと知ることになります.

当たり前のことかもしれませんが,ネットに書かれている情報は,やや警戒しすぎな気がします.
安全に越したことはないですが,あまりに危険だと煽るのもどうかと思います.
情報を受け取る側の判断も重要ですね.

ホテルに着くと,客と受付の人が揉めています.
どうやらカード決済ができないようです.
実は私も過去にBooking.comで予約を取った時に,同じことがありホテルをキャンセルされた経験があります.
そう伝えてみると,客はあきらめはしたようですが,カードはこれ一枚しかない,何とかならないかと食い下がっていました.

揉めながらも私のチェックインをしてくれ,何故か二人からお礼を言われ部屋へ.
チキンのハンバーガーを食べて,この日は就寝しました.
(食べてすぐに寝ると胃に負担がかかります)



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