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本日の最大の難所は,ギリシャの電車は遅延が当たり前,ストライキもよく起こる,という状況で,往復8時間の電車の旅が無事終わるのかという点です.
本日の最大の難所は,ギリシャの電車は遅延が当たり前,ストライキもよく起こる,という状況で,往復8時間の電車の旅が無事終わるのかという点です.
メテオラに行った人のブログでも,かなりの数が遅延を喰らっています(しかも時間単位で).
まずアテネ駅 (Αθήνα) へ向かいます.
まずアテネ駅 (Αθήνα) へ向かいます.
徒歩で15分くらいですが,ホテルからすぐ地下鉄の駅があったので練習がてら乗ってみます.
もう画面を見ながら,英語に表示を変えて購入という動作に慣れてきました.
そう,これから私も向かう,カランバカ (Καλαμπάκα) 方面行きの電車待ちです.
この字は何となく読めますね.
電車を待ちながら,朝買ったパンを頬張ります.
あまーい おいしー.
イギリスもパンはまずくはないのですが,驚くほどにバラエティーが少ない.
どのスーパーでも同じようなパン5種類くらいしかないです.
新たな物を作り出そうという気がないようです.
しばらく待っていると
来た!電車!しかも時間通り!
そして落書きだらけ!ギリシャではこれが普通らしいです.
まあフランスでも見たのですが,これほどひどくはなかったです.
面白いのが,日本も含めて落書きってこのスタイルしかないんですね.
事前に調べた際に,この電車は1等車に乗るべきとの情報を得ていました.
値段はそこまで変わりませんが,乗り心地が全然違うと.
個室の向かい6人席です.
5部屋30席しかありません.
ちなみにこちらが2等車.クーラーが弱く,少し蒸し暑かったです.
しばらくするとおじさんと若いカップルが入ってきました.
予約では6席いっぱいでしたが,結局この4人でした.
おじさんはアメリカから単身旅行に来ており,カップルはカナダからでした.
個室なので話も弾み,それぞれの国の話や,これまでの旅行の出来事など,色々話しました.
カナダカップルからは,ギリシャのいい観光地の情報も得ることができました.
途中少し寝たりしましたが,3時間くらいは談笑していたと思います.
そうこうしているうちに,ずっと続いていたのどかな田園風景の中に,おかしな形の岩山が現れます.
カランバカに到着です.
街の背景に巨大な岩山です.
これまで旅は自分でプロデュースしてきましたが,ここは個人での移動は厳しいということで,現地ツアーを申し込んでおきました.
駅の前はツアーの大型タクシーと,普通のタクシーだらけです.
個人で来た場合,ここでタクシーを逃すと,駅に取り残されることになるらしいです.
ということで自分の名前の札を持った人を探し,12人乗りの大型タクシーに乗り込みます.
と,まさかの先程のカナダカップルも同じタクシーでした.
また会ったねー とか言いながら席に着きます.
なんだかこういうのは嬉しいですね.
さて,そもそもメテオラとは何なのかということですが,その昔,キリスト教修道士(モンク)達が,この特徴的な岩山の上に修道院を築き,人界から隔別された環境で修行し,信仰を深めたという場所です.
その歴史的価値と,特徴的な地形から世界遺産に登録されています.
ギリシャに行くと決めてから知ったのですが,その魅力的な風景写真を見て行くことを決めました(アテネの見所が思ったより少なかったというのもあります).
現在も活動しているのは,大メテオロン修道院 (Ιερά Μονή Μεγάλου Μετεώρου),ヴァルラアム修道院 (Ιερά Μονή Βαρλαάμ),ルサヌ修道院(Ιερά Μονή Ρουσσάνου),聖ニコラオス・アナパフサス修道院(Ιερά Μονή Αγ. Νικολάου Αναπαυσά),聖ステファノス修道院(Ιερά Μονή Αγ. Στεφάνου),アギア・トリアダ修道院(Ιερά Μονή Αγ. Τριάδος)の6つです.
それぞれの写真と説明をしようとも思いましたが,それはwikiにお任せして,とりあえず写真を見てください!
摩訶不思議!断崖絶壁!晴天最高!
写真では伝わりきれていないと思いますが,すごい風景の数々でした.
タクシーが見所ごとに停まってくれ,修道院の説明と写真タイムがあります.
ガイドさんが説明後に自分も含めた写真を撮ってくれるので,一人旅にもありがたかったです.
2つほど修道院を訪れて中に入りましたが,中は大したことないです.
まあ修行の場所ですからね.
とりあえずはこの絶景!4時間かけて来て,4時間観光して,4時間かけて帰るってどうなの?とか思っていた自分が恥ずかしいです.
本当に来てよかった.
カナダカップルと,すごいねー とか感動を分かち合えたのも大きかったのかもしれません.
観光を終え,麓の町カランバカに戻り,電車までの時間で早めの夕食です.
岩山を見ながらチキンをいただきます.
単純にチキンが好きなのもありますが,こちらの牛肉は硬くて好きになれないんです.
と,隣のテーブルから日本語が聞こえてきます.
しかも関西弁.
おばちゃん3人組です.
過去にリンカーンで日本語をしゃべる親子を見かけて,声をかけなかったことを大いに後悔した経験,フランスで出会った迷子の日本人と仲良くなった経験,次にローカルな場所で日本人と会ったら,必ず話しかけようと決めていました.
「こんにちは.日本の方ですか?」
「えー,こんなところで日本人に会えるなんてー」
「大阪弁が聞こえたので,すごく嬉しくて」
「あ,大阪弁じゃなくて三重弁なんですよー」
三重弁って初めて聞きました.
そして大阪弁との違いは一切分からなかったのですが,その後話は大盛り上がりで,これまで3人で行ったヨーロッパ旅行の経歴や,次に私が行く目的地のマルタのことなど,色々話しました.
やはり一歩踏み出すだけで,人との繋がりって一気に広がるものなんですね.
三人と別れ,駅に向かい電車が時間通り来ることを願います.
まあでも大満足の観光ができたので,少々遅れてもいいか,的なノリです.
と,時間通り電車が来ました.
再び落書きだらけです.そして私が乗る一等車両は写真右なのですが,ホームからはみ出しすぎです.
日本なら10mオーバーしたとかニュースで言っていますが,そんなレベルではないです.
しょうがなく地面から乗り込みます.
帰りはドイツから来ていた夫婦と,ロシアから来ているが,旦那さんの実家がカランバカというお母さんと1歳の女の子 (アレキサンダー) と同室でした.
話が盛り上がってきた辺りで,突然地元の人っぽいおばあちゃんが入ってきました.
「そこの席空いているわね」
と,アレキサンダーが座っている席に,アレキサンダーをどかせて座ります.
4人供 え? という感じです.
「ここ予約席ですよ?」と言ってみるも,無視.
しばらくすると,またまた地元の女の人が,外から部屋の中をのぞきこんで中の様子を見て,部屋に入ってきました.
「あー,ここ私の席」
と言った先は,私が予約していたけれど,お母さんの向かいにアレキサンダーを座らせてあげようと変わった席でした.
女の子は歩き回っていたので,席にはいなかったのです.
「ここ私の席ですよ?」
と伝えると,
「あー,じゃあそっちが私の席」
もう完全に予約はしていない感じです.
そして私をどかせて座り,さっきのおばあちゃんとすさまじい勢いで喋り始めました.
現地の言葉なので何を言っているか分かりませんが,とりあえずウルサイ.
ドイツ人夫婦はあきれて寝てしまいました.
私はロシアママと話していたのですが,現地人がアレキサンダーに怪しいお菓子や栄養ドリンクをあげようとするので,ロシアママも困っていました.
しばらくして,電車内の散歩に行ったり,おもちゃで遊んでいたアレキサンダーが飽きてきて,機嫌が悪くなってきました.
何か新たなおもちゃがないものかと考えた結果,折り紙を思いつきました.
使い終わったライアンエアーのプリントアウトチケットを正方形に切り,パクパク人形を作ってみたところ,まさかの大うけ.
しばらくパクパクしていると,自分でもやってみたそうだったので,そのまま渡しました.
なかなかうまくできず,頑張っているうちにアテネ駅に着いてしまいました.
お父さんが漁師ということだったので,二艘舟を折っていたのですが,渡せずじまいでしたが,アレキサンダーと遊んでいるうちに4時間はすぐでした.
アテネ駅を後にし,夜のアテネを感じるため,歩きでホテルまで戻ってみます.
が,あれ?なんか町が汚いぞ,,,
昨夜のあれは,,,
そう.昨夜の場所が一番の大通りできれかっただけで,それ以外の場所はかなり汚いのです.
ごみが散乱し,ところどころ臭いもします.
危険は感じませんでしたが,かなり暗い道もあります.
女性一人だと危ないでしょうね.
歩いて帰らなければ分からなかった事実です.
無事ホテルに到着し,今日撮った写真をニヤニヤ見た後に就寝しました.
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