本日は頑張って早起きをし,バチカン市国 (Vatican City) に向かいます.
どの観光地でもそうですが,混むところは朝一に行くと比較的空いており,観光の効率が良くなります.
特にヨーロッパの人達は,ゆっくりとした観光スタイルなので,朝からセカセカ観光地に向かったりしないようですね.
まず今日向かうのは,サン・ピエトロ大聖堂 (Basilica di San Pietro) です.
まず今日向かうのは,サン・ピエトロ大聖堂 (Basilica di San Pietro) です.
ヨーロッパには珍しく,7:00から入場が可能です.
ご存知のようにバチカン市国は世界で一番小さな国ですので,イタリアに来たばかりですが,早速国境を越えます.
壁で仕切られてはいますが,特に何もなくそのままバチカンへ入国.
ちなみにバチカン市国自体が世界遺産です.
カトリック教会の総本山であり,キリスト教の教会建築としては世界最大だそうです.
ファサード(建物の正面部分のデザイン)から荘厳です.
大聖堂の前に広がるサン・ピエトロ広場 (Piazza San Pietro) から,既に雰囲気満点です.確かに若干行列はできていましたが,まあこの程度なら朝から頑張ってこなくてもよかったのでは,,,とか考えながらX線荷物検査を終え教会内へ.
大聖堂の前に広がるサン・ピエトロ広場 (Piazza San Pietro) から,既に雰囲気満点です.確かに若干行列はできていましたが,まあこの程度なら朝から頑張ってこなくてもよかったのでは,,,とか考えながらX線荷物検査を終え教会内へ.
入ってしばらく,開いた口がふさがりません.
上を向くので余計にです.
意味もなく口を開けたままウロウロして,
「ヤバい,,,これはヤバい,,」
「いやマジヤバいっす,,,」
なんて語彙のない二人なのだろうかと思います.
言い表す言葉がないくらい「ヤバ」かったです.
見て回っている間ずっと首の後ろがゾワゾワしていました.
十字架からおろされたキリストを,母マリアが悲しく見つめている像です.
近くによることはできず,ガラスでがっちり守られていました.
ローマを代表する彫刻家,ベルニーニ作の天蓋.ベルニーニはサン・ピエトロ広場も設計したらしいです.
お口ポカーンのまま内部を散策し,興奮冷めやらぬまま次はクーポラへ.
クーポラとは,大聖堂にある半球状の建物のことで,この部分に登って周りを見渡すことができます.
ローマを代表する彫刻家,ベルニーニ作の天蓋.ベルニーニはサン・ピエトロ広場も設計したらしいです.
お口ポカーンのまま内部を散策し,興奮冷めやらぬまま次はクーポラへ.
クーポラとは,大聖堂にある半球状の建物のことで,この部分に登って周りを見渡すことができます.
ちなみに今回の旅行計画をしているときに気付いたのですが,今回のイタリア旅行は,ひたすら登る旅行になっています.
詳細は引き続きブログを見ていただくと分かります.
さて出口を出て入口の方を見てみると,まさかの長蛇の列.
その他私が気になったものたち
サンタンジェロ城 (Castel Sant'Angelo).
ひたすらに階段を登ります.
クーポラが半球状なので,上の方に来ると道自体が大きく傾きます.
551段の階段を登り,やっと頂上に到着です.
サン・ピエトロ広場,バチカン庭園 (Giardini Vaticani),これから行くバチカン美術館 (Musei Vaticani) などが一望できます.
一休みしてクーポラを後にし,次は降ります.
途中にお土産屋さんがあったので,せっかく総本山に来たのだからということで,メダルと聖水を買ってみました.
朝ご飯を食べていなかったので,パンを買って食べたのですが,カスタードだと思っていたらパイン味のパンで,パイン好きの私には予期せぬおいしさでした.
帰りはエレベーターを使うことができたので,登りほど体力は消耗せず,すんなり降りれました.
出口にいた奇抜な服装の衛兵さん.
スイス衛兵らしいです.
2時間このままらしいです.
さて出口を出て入口の方を見てみると,まさかの長蛇の列.
昨日会った中国人の女の子に,サン・ピエトロ大聖堂には早く行った方がいいとアドバイスしたのですが,11時に行ったらひどい行列で,炎天下の中かなり待ったと情報が入りました.
やはり朝一は重要でした.
次にバチカン美術館に向かいます.
こちらも長蛇の列ができるということで,事前にネットから時間指定の予約をしておきました.
こちらは思ったよりも列はできておらず,そのまま来てもある程度待てば入れる程度でした.
「あ それならまっすぐ行って右」
どこまでまっすぐ行くんですか?
右に曲がる道とかめっちゃありますけど.
みたいなことを繰り返しつつ,広大な美術館をウロウロします.
突如前から来た人に「I am devilmaaaan!」と叫ばれました.
日本人だからですかね?
確かにこちらに来て,アニメや漫画の話になることは本当に多いですが,love ではなく am であるところが謎です.
気を取り直して
先程大聖堂にあったミケランジェロのピエタのレプリカ.
こちらは至近距離から観察できます.
ラファエロ作「キリストの変容」「フォリーニョの聖母」「聖母の戴冠」
ラオコーン像.
女神アテネを怒らせて,子供と共に蛇に殺されてるの図,らしいです.
ミューズの間のフレスコ画
円形の間の巨大な赤大理石の杯
その他私が気になったものたち
基本的に天使が好きです.
やんちゃな天使もいました.
メドゥーサの首ですね.
ここから先は壁画や天井画が続きます.
もう壮大過ぎて何が何だかわかりません.
そしてこの後に,この美術館のメインであるシスティーナ礼拝堂があり,そこにミケランジェロの最高傑作「最後の審判」があるのですが,ここは写真撮影禁止ですのでサルヴァスタイル美術館さんの画像を転載させてもらいます.
ミケランジェロの天井画.旧約聖書創世記の9つのエピソードが描かれており,右から「光と闇の分離」「太陽と月の創造」「大地と水の分離」「アダムの創造」「イヴの創造」「原罪と楽園追放」「ノアの燔祭」「大洪水」「ノアの泥酔」らしいです.
その中でも一番有名な「アダムの創造」.
ETですね.
そして本命,「最後の審判」です.実際は壁一面のかなり大きな壁画です.
左下で死者を生き返らしており,真ん中でキリストが審判を下し,左が天国,右が地獄行きです.
生き返らされて地獄行きとかひどすぎますね.
でもさすがにこの絵は,美的センス0の私たちも,しばらく見入っていました.
天井画もそうですが,こんな巨大な壁に直接絵を描いていくなんて,気が遠くなる作業ですね.
礼拝堂を出てからもしばらく美術館は続いたのですが,もう消化試合みたいになって眺めながら歩いている感じでした.
美術館を出て,お昼ご飯へ.
いつも通りL君にお任せです.
焼く前のピザを選び,その場で焼いてくれる地元のお客さんの多いお店でした.
生地がおいしくて野菜たっぷりで私好みでした.
そして店員さんもお客さんも陽気で雰囲気がいい!
そしてここでも日本人であると告げると,
「わーお 日本人だー」
みたいにテンション上げてくれました.
そして午後はローマの観光名所をひたすら歩いて回ります.
イギリスと違い,日本の真夏のような暑さと日差しの中
ここには観光客狙いの押し売りがかなりいました.
向こうから日本人に話しかけてくる人は,基本詐欺か押し売り(デビルマンを除いて)なのですが,L君は人がいいのですぐに相手にしてしまい,最後は腹を立てて戻ってきます.
私は完全にスルーです.
なんだろうと調べたら最高裁判所らしいです.
このあたりで暑さが限界になってきます.
涼しい喫茶店に入りたいのですが,そんなものはなく,みんな路面のテラス席で飲み物を飲んでいます.
これも文化の違いなんでしょうか?
暑さで死にそうになりながらパンテオン (Pantheon) この辺りで,一度ホテルに帰って昼寝でもしようか,と真剣に話していました.
影を求めて入った教会 (Chiesa di Sant' Ignazio di Loyola) が,何やらすごい場所でした.この教会の雰囲気好きです.
こんなミニチュアも飾ってありました.
暑さで死にそうになりながらパンテオン (Pantheon) この辺りで,一度ホテルに帰って昼寝でもしようか,と真剣に話していました.
影を求めて入った教会 (Chiesa di Sant' Ignazio di Loyola) が,何やらすごい場所でした.この教会の雰囲気好きです.
こんなミニチュアも飾ってありました.
英語が微妙に通じないので注文も一苦労です.
そして暑さでものすごい勢いで溶けます.
L君のジェラートはそうでもないのですが,私のはチョコレートの部分の溶ける速度が半端なく,手がベタベタになってしまいました.
メッチャおいしかったですがね.
ところがこのジェラートを食べたことで,二人とも一気に体力が戻り,ホテルで昼寝案は吹っ飛びました.
とりあえず後ろ向きにコインを投げ入れておきました.
露出の高い女性に大喜びしているL君を尻目に,おじさんの叫び声が,,,
どうやらスリが捕まったみたいです.
一般のおじさんが叫んでおり,スリっぽいおじさんがお金を出して謝っています.
すぐに警察が来てスリおじさんは連れていかれました.
あのお金は訴えないでくれ的なものだったのでしょうか,イタリア語が分からないので不明ですが,やはりスリはそこら辺にいるのだなと,気を引き締めさせられました.
続いてスペイン階段のあるスペイン広場 (Piazza di Spagna).
続いてスペイン階段のあるスペイン広場 (Piazza di Spagna).
「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンがジェラート食べてた階段です.
今は飲食禁止です.
最後にバスで移動して,真実の口 (Bocca della Verità) を見に行くのですが,バスと地下鉄は共通券で,バスの切符の買う場所が分からない.
近くにいた,ちょっとやんちゃそうな男の子に聞いてみると,
「あ?切符なんか買わなくてもタダで乗れるよ,誰も見てないからよ」
とのこと,いやいや,ちゃんと切符を買いたいのよ,と話していると,向こうから更にやんちゃっぽい男の子が
「なんだお前ら?なんか文句あるのか?」
「いや,こいつらバスの切符が買いたいらしい」
「そんなもんタダで乗れるじゃねーか」
「でも買いたいんだとさ」
「はあ?そんなに金を失いたければ,この道をまっすぐ行って,突き当りを右に曲がったところにあるタバコ屋で買えるよ,好きにしな.」
ケンカ腰の割にめっちゃ細かく教えてくれました.
最後は笑顔で手を振ってました.
イタリア人はほんとに人の雰囲気がいいです.
ただのマンホールだったという説があります.
おいしかったのですが,日本ほど繊細に焼いてくれないのと,お肉自体が少し硬めです.
まあこれはヨーロッパだとどこでもそうらしいですが,,,
明日も早いので,早めに就寝しました.
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